本当であれば「らしさ」サポートにあたり、実際のクライアント様にどのようなアドバイスをし、どう自分らしさを差別化する商品作りに変えていったかなど具体的な事例が記載できれば良いのですが、
それは社外秘であることが多いかと思いますので、代わりに私が行ったセルフブランディングについて体験談を書いておきたいと思います。
- 競合に埋もれてなかなか選ばれない
- 自分の得意を活かせる依頼がこない
- どうやって差別化すれば良いのかわからない
- 自分の強みがわからない
そんなお悩みをお持ちの方の参考になれば幸いです。
わたしが「自分らしさ」を強みに変えた体験談

きっかけは、自分の得意を商品化したいと思ったこと
私がまだ会社員をしていた頃、「何か自分で家でできる仕事はないものか」と漠然と考えていました。
その当時、仕事上で自分が得意だと感じ、周りからも評価されていたのが「俯瞰的に物事を捉えて問題を解決する」「物事の本質を見極める」という点。
新卒で入った会社では、社内の問題やお客様の声を受けてプロシージャーやシステムを改善したり、新しい制度を導入する際にプロシージャーやシステムを整える仕事を担当させてもらっていて、それが自分に合っていると感じていました。
最後に勤めていた会社を退職する際には、仕事のできる先輩から、
「会社というのは例え社長が辞めたところで回る。それが組織。ただ、自分個人としては、次に新しい何かを導入するときに確実に困る。問題点や改善点、抜けている点をこんなに的確に見抜ける人材は滅多にいないから。」
と言ってもらえたことで、私の「問題解決能力」という強みは武器になるはずだと確信しました。
ただ、、、

この強み、一体どうやって商品化すれば???
という問題が浮上します。
そこで、これまた20年以上ビジネス文書(お客様案内文・社内通達・ハンドブック・マニュアル・契約書など)を作成してきた経験を活かしてライターとして独立。
ライティングスキルでお客様の抱えている問題を解決しようと思いました。
でも始めてすぐに、「お客様の問題を解決するにはライターだけでは弱いかも…」と気づきます。
そこで、兼ねてから興味のあったプログラミングを勉強し、デザインを習得し、ホームページやパンフレットなどのデザインと文章を請け負う仕事に発展させ、
3本柱を「トランスレート(魅力をターゲットに伝わる形へ翻訳)」+「文章術」+「商用デザイン」と定め、彩葉D&Wとしての活動を開始しました。
でもそんなに現実は甘くない
デザイナーやライターという仕事は、今や大人気のレッドオーシャンです。
競合に埋もれないために、デザインとライティングが両方できれば差別化できるのではないかと思っていたのですが、そういう人もわりといますし、当然のことながら経験がなければ仕事はきません。
でも、経験を積むにはまずは仕事を受注しなければいけない。
経験がなければ仕事はこない、でも仕事が来なければ経験は積めないというジレンマが、デザイナーやライターを目指した方なら誰もが突き当たる最初の壁です。
そこで知り合いにモニターを募集したり、何しろ極度の人見知りで営業がストレスになるため、クラウドサービスに登録して受注を狙いますが、たまにポツリと依頼をいただく程度。
しかも、(これは経験がないうちは仕方がないことですが)お値段を下げているため私を選んでくれたわけではなく、お値段で選ばれている状態です。

仕事はなかなか取れないし、取れても自分の得意を全然発揮できない…
足りなかったのは「自信」でした
この時点で感じていたのが、こんなモヤモヤ。

自分の得意を必要としてくれる人にどうやって自分の得意を届ければいいの?
いや、待って。その前に、私の文章術は本当に「得意」と言って良いの???
社会人経験で培った文章力には自信がありましたが、ライターという専門職として働いた経験はないため、自分の実力が世間で通用するのかどうか、イマイチ自信が持てない。
ということでコピーライティングを学ぶことにしたのですが、実際に勉強してみると、20年の社会人経験の中で工夫を重ねているに、必要なスキルは自然と身に付いていたことがわかりました。
今までは感覚でしていたことを、勉強したことによってロジックとして理解することができ、自信を持ってライター改めコピーライターとして活動できるようになりました。
その際、一緒にマーケティングや行動心理も身に付けたことで、さらに武装を固めました。

理想の顧客から選ばれるためにセルフブランディングを開始
自分の得意をしっかりと得意と言えるようになり、必要なスキルも身に付けたので、あとはそれを理想の顧客に届けようとセルフブランディングを考え始めます。
Step1. 等身大の自分を知る
過小でも過大でもなく、等身大の自分を客観的に分析しました。
Step2. 自分にとっての理想の顧客を見極める
自分の得意を活かせる依頼を下さるクライアント様が自分にとっての理想の顧客であると思い、理想の顧客を分析しました。
Step3. 自分の強みを商品に盛り込んで差別化する
自分の商品に自分の強みを盛り込んで、差別化した商品設定を考えました。
Step4. 理想の顧客に向けて発信する
準備が整ったら、理想の顧客に向けて発信開始です。
セルフブランディングの効果は…
通常、ブランディングの効果が出始めるには時間がかかりますが、私の場合はコピーライターでもあるため、セルフブランディング+コピーラーティングによってすぐに成果が見え始め、前後10ヶ月比較で相談件数が4.57倍にアップ!
一人で切り盛りしているので、手が回らずにお断りすることがあるほどの状態になりました。
顧客満足度は98%、リピートの方も多いことから、私の行ったセルフブランディングの成果が出たと言えると思います。

もしかすると中には、「まだ経験年数が長くないのに、もう人様のブランディング支援?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、私の中では得意の順番が、トランスレーション(本質を見抜いて翻訳する)→文章術で言語化→デザインで可視化という順であり、
この「トランスレーション(翻訳)」が世間一般でいうところの「ブランディング」であったというわけなのです。
とはいえ、いくら自分で「得意です」と叫んでみても、実績が伴わなければ説得力はありませんよね。
これから地道にコツコツと、実績と成果を積み上げていきたいと思っています。


あとがき
16タイプ性格診断では、私は提唱者のINFJ-A(日本人の約1.82%のポジティブな考えの方)のタイプです。
このタイプの特徴は、「本質を見抜く力と共感力に長けている」「人をサポートすることで社会に貢献しようとする」「分析や戦略が得意」とされています。
私の場合、先に自分のタイプを知ってから今の仕事を選んだわけではなく、独立した後で今の自分が適職に就いていたことを知ったのですが、
その人がまだ言葉にしていない想いや、まだ形になっていない理想像に気づき、それを言語化・可視化する仕事を選んでいたことは、自然の流れだったのだと妙に納得しています。

これからも、得意をもっと深掘りして、クライアントビジネスを応援していけるよう頑張りたいと思っていますので、よろしくお願いいたします!
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