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画面・印刷物の色が違う理由と対処法|RGB?CMYK?

画面・印刷物の色が違う理由と対処法|RGB?CMYK? Web・SNS
この記事は約6分で読めます。

WEBデザインでも、紙媒体のグラフィックデザインでも、色はビジネスの印象を左右する重要な要素です。

単に、青・緑・黄色ではなく、それぞれの色の中で、明るさであったり、鮮やかさであったり、細かい色の発色にまでこだわりたい方もいらっしゃいますよね。

彩葉D&Wではビジネスを始める方向けにデザインとライティングを承っていますので、もちろんデザインの際の色彩にはこだわりを持っています。

ただ、デザインにおいての色彩はなかなか厄介なのです。

「ディスプレイで見ていたのと印刷物で色が違った」「スマホとパソコンで色の見え方が違う」など、、、そんな経験をされたことのある方も多いはず。

そこで今回は、色の違いについて書いておきたいと思います。

この記事を読むとわかること
  • 色の基本|RGB・CMYKとは?
  • 見る画面によって色が違う理由
  • 画面と印刷物で色が違う理由
  • 同じデータの印刷物で色が違う事例(見本)
  • 印刷物の色をイメージに近づけるための対処法

RGB・CMYKとは

まず最初は、デザインにおける色の基本のお話しから。

スマホやパソコンなど、WEB上の色はRGB光の三原色」と呼ばれ、紙などの印刷物の色はCMYK色彩の三原色」と呼ばれています。

color text

このRGBとCMYKでは、発色の方法が根本的に違います。

WEBのRGBとは、R(RED赤)、G(GREEN緑)、B(BLUE青)の頭文字を取っており、この3色を混ぜるほどに明るくなり、白に近づく加法混色

一方、印刷物のCMYKとは、C(Cyan青)・M(Magenta赤)・Y(Yellow黄)・ K(Black黒)の頭文字を取っており、色を混ぜるほどに暗くなり、黒に近づく減法混色と言います。

大雑把にまとめるならば、RGBカラーでは明るく綺麗な色が発色できますが、CMYKは全体的に暗くくすんだイメージになりやすいのが特徴とも言えるでしょう。

印刷物のデザインをする際に間違えてRGBカラーでデザインしてしまうと、データで見ていた色と実際の印刷物とで色の印象がガラッと変わってしまうことになりますので、WebはRGBカラー、印刷物はCMYKカラーでデザインをすることが基本中の基本ではあるのですが、、、

  • RGBカラーの同じデザインなのに、パソコンによって色が違う!
  • CMYKカラーの同じデザインなのに、PDF と出来上がった印刷物の色が違う!

ということが往々にしてあるのです。。。

この違いについて、次で説明していきます。

RGB|見る画面によって色が違う理由

landscape people desk laptop

RGBカラーの同じデザインなのに、パソコンによって色が違う!スマホとパソコンで色が違う!という場合があります。

Web上では、RGBで表現できる256色のうち、MACとWindowsで異なる40色を引いた216色をWEBセーフカラーと言い、このWEBセーフカラーを使用すれば、表示の際に色が変換されてしまうことを防げる、とされています。 

ただ、WEBセーフカラーを使ったとしても、依然として色には差が出るものなのです。

私も実際に、商用デザインの習得に通っていた際に、Webセーフカラーのデザインを家のMacBookと学校のWindowsのパソコンで見た場合に色が違う、、、という経験をしました。

このような色の差が出る理由は、デバイス(端末)の違いなのです。

モニター画面の性能が違ったり、カラーの設定が違ったり、時には同じ製品であっても個体差があったりするとも言われています。

例えば、家電製品屋さんで並んでいる数種類のパソコンで同じデザインを表示させてみると、それぞれ色が少しずつ違って見えると思います。

自社のホームページも同じ理由で、見て下さる方々のデバイス(端末)が、パソコン・スマホ・タブレットなど、種類も設定も製造された年代も様々ですので、どの端末で見ても全く同じ色に表示させることは残念ながらできないのです

CMYK|画面と印刷物で色が違う理由

white and blue printer paper

CMYKカラーの同じデザインなのに、PDF と出来上がった印刷物の色が違う!という場合があります。

彩葉D&Wでは、デザインの確認や、印刷用のデータとしてPDFをお渡ししています。

このPDFデータをご自宅の端末(パソコン・スマホ・タブレットなど)で開いた場合に見えている色は、前述の通り、それぞれの端末によって見え方に差が生じます

更に、印刷物の色は、下記のような様々な要因で色に差が出ます

印刷物の色に違いが出る原因
  • 印刷会社の技術
  • インク
  • 紙の質
  • 印刷機
  • オフセット印刷・オンデマンド印刷など、印刷の種類      など。。。

CMYK|同じデータの印刷物で色が違う事例(見本)

先日、デザインを納品したお客様から、2つの異なる印刷会社さんで同じオフセット印刷されたパンフレットをいただきました。

実物では文字の色が違うのがはっきりとわかるのですが、写真に取ってWebサイトに取り込むとわかりずらいですね。

ただ、お写真の色の違いはお分かりいただけるかと思います。

※左右で2つの異なる印刷会社さんで印刷したパンフレットを並べてあります↓↓↓

印刷物の色の違い
オフセット印刷 A社・B社比較
印刷物の色の違い
オフセット印刷 A社・B社比較
印刷物の色の違い
オフセット印刷 A社・B社比較

(*掲載するご了承をいただいております)

極端な例では、同じ印刷会社に同じ印刷方法でお願いしても、1度目と2度目で色に差が出る場合もあります。

このように、同じデータを渡しても、印刷会社・紙の種類・印刷方法などにより、出来上がりの色に違いが出るものなのです。

CMYK|印刷物の色をイメージに近づけるための対処法

ここまででお分かりいただけたかと思いますが、画面で見ている色と印刷物で色の違いを出さない、ということはできません

ただ、印刷物の色を思っているイメージの色に近づけるための対処法はあり、下記が挙げられます。

  • 印刷会社から色見本を取り寄せる
  • 印刷の前に色校正を取り寄せる

各印刷会社では色見本を用意しています。

色にこだわりのある方は、ご自身が印刷を依頼しようとしている印刷会社から色見本を取り寄せてみるという手があります。

また、印刷を発注する前に色校正を取り寄せるという手もあります。

色校正を依頼できる印刷会社は価格が高かったり、オプション料金が発生することが多いですが、実際のデータを実際に印刷する紙に印刷するとどういう色になるのか、発注する前にサンプルを取り寄せて確認することができます

women holding a sample color chart

まとめ

今回は、色の違いについてまとめてみました。

色の世界はとても奥が深いということがお分かりいただけたかと思います。

デザインを外注される際、ご自身でデザインに挑戦される際のご参考にしていただければ幸いです。

彩葉D&Wでは、ビジネスを始める方向けに、Webデザイン、各種印刷物のデザイン、Webやチラシなどの文章作成を承っております。

お気軽にお問い合わせください。

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